日常

無能兵士

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最高
 
もう超最高
 
自由最高
 
 
 
あの頃の俺はワクワクしていた
小舟でワンピースを探して海に出たルフィみたいなもんさ
 
 
 
 
ルフィと違うのは、
漂流しても助けなんてこないってことさ…
 
 
 
 
引っ越してきたばかりの頃、
まるで上京したような気持ちで新しい街を歩いていた。
 
 
なにも知らない街、店、人。
何時に帰ってきても誰もいない。
なにをしても自己責任の自由。
 
 
 
自由。
 
 
 
これからどんな新しいことが俺を待っているんだろう
 
 
 
正確にいえば、
 
どんなモテモテになり…
どんな人たちが遊びにきたり
どんな遊びをしたり…
どんな青春を取り戻したりするんだろう…
 
どんな新しいが俺を待っているんだろう、と。
 
 
 
 
 

 
 
 
 
わかっていたんだ…
 
 
 
 
 
孤独…
 
 
 
圧倒的孤独…
 
 
 
待っていたのは新しい種類の
忘れかけていた孤独だけ…
 
 
 
 
誰からも連絡もこず
誰も遊びにこず
誰に連絡もせず
遊びにも行かず
好きなことも特になく
 
 
ただ生きる…いや、死に向かって歩く…そう…兵士……無能兵士……何も守らず…誰も傷つけず…ただ言われたとおり死に向かい行軍する兵士…
 
 
 
 
 
ああなにか残したい
 
なにかひとつでいいから残したい
 
名曲作ってから死にたい
 
 
 
武器もないけど
なにかを守ったと胸を張って撃たれたい
 
 
 
 
 
そんな願いを聞き届けてくれたのか
神様はより強い試練を与えてきやがる
 
「辛い目にあえば名曲できるだろ??」
 
そんな声が聞こえる。
 
 
神は願いを聞いてくれても
人のこころを理解してないんだとおもう
 
 
 
くそ
 
 
ありがとう
 
 
書く
 
 
書くしかない
 
 
 
 
書いても孤独は埋まらない
 
 
 
 
埋まらない孤独を書くしかない
  

    -日常

    執筆者:


    1. 匿名 より:

      名曲はすでにいっぱいあると思いますが
      私が好きな曲のこと、
      かざまさんは名曲と思ってなさそう。。。

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