トビウオ祭　大阪編①

トビウオ祭　大阪編。
 
 
本当に便利な時代になった。
 
 
この日も前日にスタジオに入ったあと
マネージャーが借りてくれたハイエースで大阪へ向かった。
 
 
 
便利な時代だ。
車なんて持ってなくてもこんなに大きな車に乗れる。
 
携帯さえあればいつでもどこでも電車にも乗れる。
コンビニで肉まんだって買える。
 
 
便利すぎる…
 
 
便利すぎて…
 
 
 
この日、財布と免許を家に忘れてきた…
 
 
 
スマホさえあればなんでも買える時代、
免許証もスマホに組み込んでくれよ…
 
 
免許証持ってないからという理由で
運転を放棄し、人様（アラウンドザ天竺のVOロンドンさん）
にすべてを任せるという悪。
 
 
もう、これは悪と呼んでいい。
 
大阪まで運転しないで行くなんて悪。
 
 
 
悪というのはだいたい後ろにいる。
 
 
後部座席に座って広いとか寒いとか言ってる始末。
始末したい。この世から。
なにを浮かれている。お前は。反省しろ。
 
 
 
 
朝４時頃、大阪につき満喫へ行く。
 
 
 
が、身分証を持っていないので入れない！反省した！
 
 
 
近くのカプセルホテルが激安だったので泊まる。
 
カプセルホテルって虫になったような気持ちになる。
 
 
 
起きてカラオケに行き、オムライスを食べ、たこ焼きも食べ、
もうこれでいいライブができなかったら腹を切れよという気持ちになる。
 
 
虫になったり武士になったり気持ちが忙しい。
 
 
 
 
リハを終えて散歩する。
 
 
 
心斎橋は何度来ても迷ってしまう。
なんでかわからないけれど方角がわからなくなる。
 
 
なので神社にいって
 
「いろんな意味でどうか道に迷いませんように」
 
 
とお祈りをする。虫や武士にはなりたくない。
あと孤独死したくない。
 
 
 
この先、俺はどこへいけばいいんだろう
 
 
などと悩みながらライブハウスへ戻る。
 
 
迷わないで戻れたから、
もう祈りは通じたんだと思う。神様っているね。
 
 
 
 
 長い。続く。