AM4:30。
私は今、スクワットをしている。
30回だ。
足の筋肉がもうやめてくれと言う。
そんなことはお構いなしだ。
普段どれだけお前は楽して生きてきているんだ?
椅子などに座っている時はブラブラしやがって
バイクに乗っている時は風を受けて最高になっているだけだろう?
フリーターみたいな存在だな。
ツライとかダルイとか文句ばかり言いやがって。
たまには自分の力で動いてみろ。
…
…
まぁ今日はこのくらいにしておいてやるか。
私は足との会話を終えた。
しかし、しばらくしてからふと考えた。
「足に嫌われたらどうしよう…」
と。
なんだかんだ言って
足は大事なやつだ。
もしも、
「彼女と別れるか、足を失うかどっちがいい?」
と迫られたら、
俺は彼女と別れると思う。彼女いないけど。
どうしよう。
もしも明日から足が言うこと聞いてくれなくなったら…
右へ行きたいのに急に左に行かれたりしたら…
文字通り路頭に迷うかもしれない…
明日は…足の機嫌をとろう。
温泉にでも入っていただこう。
爪を磨いてやるのもいいかもしれない。
何をしたら喜んでくれるだろうか…
俺がもしも足だったら…
…
…
自分を鍛え上げてくれるご主人様に感謝するかもしれない。
AM5:00。
私はスクワットをもう30回始めた。
PS
今は病院でのバイト中。
今日は人がたくさん死んでいる。
人が死んでいるのに
受付でスクワットをしている人間がいるというのは
なんとも不思議な光景かもしれない。
案外、あの世でも
鬼どもはスクワットをしていそうな気がする。
なにもせずにあの体つきになることはない。
地獄の罰の内容が筋トレとかだったら
みんな健康で幸せになったりしないだろうか。
やっぱり体は資本だと思う。
なんだこれ?
最近はツアーに向けて体力つけたり
歌の練習したり
部屋の掃除したりしている
あと本を読んだり
映画やドラマをみたり
曲を作ったり
猫を可愛がったりしている
バイトを減らしたいなとわりと考えながら
スクワットをしたりしている。
僕も最近数学を勉強しないと数学に嫌われるんじゃないかと思案することがあります、、