忘れられない一言ってある。
その一言をもらったのは去年、
クリスマスイブのことだった。
イブ、
誰もこないはずの家のチャイムがなった。
これは…
もしかして…
売れた…?
俺はとうとう売れた…?
もしかして熱狂的ファンが俺の家を見つけ出し、
プレゼントを届けにきた…??
期待を胸に扉をあけると
そこにいたのは20代後半くらいの男だった。
いいね。
男だっていいね。嬉しいね。
わざわざクリスマスに家にまで来てくれるなんて。
男は聞いてきた。
「カザマタカフミさんですか?」
「ここに住んでいますか?」と。
はい、と答えると、男は言ったんだ。
「NHKです。」と。
N なんだこいつ
H ほんきで許せない
K キレそう
許せない。
まじで許せない。
絶許。
クリスマスだけは許せない。
そんなプレゼントはいらない。
今、吐くほど忙しいんで!と言って
閉めようとした扉の隙間から
NHKが投げかけてきた。
「ひとつだけ言いたいことがあります」
と。
…
なに?
ひとつだけなの??
なにを?
…
扉はもう閉めてしまった。
開ける勇気もない。声も聞こえない。
1ヶ月たった今でも思い返す。
あの時、NHKが何を言おうとしたのか。
ひとつだけの言いたいこと
もしもその一言が、
「NHKで働いているファンです」
だったらどうしようと
今でも思い返している。
PS
これを見ているNHKさんへ。
カザマタカフミです。
テレビなんてないです。
プレステだけあります。
以上です。
リキッドワンマンまであと36日
これは「NHKにようこそ」という漫画。
紅白歌合戦の特別枠オファーだったら、、と少し過りました
backnumberと共演だったかも!