日常

ドクターマーチンを初めて履いた日

投稿日:

MV撮影。
 
 
コロナもあって日程も何もかも合わなくて
ライブ当日に新宿マーブルが場所を貸してくれた
 
 
俺たちは「売れたい」と言ってる割に
周りからは「売れたいと思ってないでしょ」と言われる
 
 
本当にそう。
MVを撮影するにあたっても
打ち合わせもほとんどせず
 
服装とかどうする?と話し合いになっても
みんな好きなものを着たいし
嫌いなものを着たくないから
そのまま向かう
 
 
個の尊重といえば聞こえはいいのかもしれないが
チームということに関しては足りないものがあるのだろう
 
こういうアイドルがいたら即解散してそう。みんな方向バラバラ。
 
 
でも、もしもチームとしてちゃんと活動していたなら
それはそれでとっくに解散していたと思う。
 
 
嫌なものを嫌々着てやるよりかは
それでもいっかと思ってしまうところに
「売れたいと思ってないでしょ」
が当てはまるのだろう
 
 
方向がバラバラでもちゃんと
「音楽を作る」という一つのことだけは一致してやってきたことだけで奇跡みたいなものだ
 
 
 
 
そんな中で今回のMV、
俺は服に関して本当に全く知識もこだわりもなくて

撮影前日になって、
「いつもどおりじゃ飽きた…」
と思い立ち、
 
下北のライブハウスで働いてたオシャレな友達にお願いして
全身コーディネートをしてもらった。
 
 
全身。
上から下まで。
頭から靴まで。
ベルトを生まれて初めて買った。
 
 
下北中を走り回って服を選ぶなんてことしたくなくて
まるで青春みたいだった
 
挙句の果てに公園で髪の毛まで切ってもらった
 
いいおっさんたちがビールを片手に
下北の公園で髪を切る
 
公園の隅を猫が走っていく
 
本当にただの青春だった
 
 
 
服のことも髪のことも
やっぱりさっぱり分からなくて
選んてもらった服は似合ってるのかどうか全く分からなかった。
 
 
ただ、
服がどうとかMVがどうとか髪の毛が痛いとかより
こうして一つの目的のためにみんなで走り回った時間が
自分にとっては何よりも価値がある気がした
 
 
夜はジンギスカンをみんなで食べながら
どうでもいい話をした
 
 
 
いい気分で帰って
出来上がった姿を彼女に見せたとき、
 
「本当に似合ってない」
 
と言われとてもショックを受けた
 

自分でも似合ってるかどうか分からないはずなのに
 
つい怒ってしまった
 
 
彼女は悪気もなくて
ただ思ったことを言っただけなのはわかっているのに
 
それなのに
勝手に自分と友達の時間が否定されたような気になってしまった。
 
  
最低だ
反省だ
 
だったら初めから聞かなけれないいのに
 
 
 
服のことも髪のことも
自分のことすらさっぱり分からない
 
 
ただ、
生まれて初めて履いたドクターマーチンは
とても硬いんだなと知った日だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
PS


 
今日髪の毛ちゃんと切りに言ったら彼女が上機嫌だったので
やっぱり髪の毛はプロに任せた方がいい。

    -日常

    執筆者:


    1. くすり屋 より:

      オシャレしたカザマさんのMV楽しみです。マーチンは固いし重いし、やっぱりいつものスニーカーが一番すき。いつものカザマさんが一番すき❗笑

      0

    コメントを残す

    2024年2月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    26272829