日常

4年目の彼女との別居が始まった

投稿日:2019年7月23日 更新日:

恐怖ってなんですか

いつか死ぬことですか?
風呂に入ってる時、Gが突然入ってくることですか?

この間恐怖なことがありました


それは夜も20時を過ぎ
次の日のライブに備えイメージトレーニングでもするかと漫画を開きかけた時、
同棲している彼女が突然外で叫びました


「猫連れてきた」


厳密には猫連れてきたというか
片足を怪我して血を流してる猫を連れてきました

その瞬間、頭の中が富士急のドドンパに乗りました

うちには猫がいるし怪我を治すお金もないし飼うにしてもお金も部屋もないし
そもそも世の中には毎日死んでいく猫がいるしっていうかお金ないし


そう。
何が言いたいかというと
全て言い訳しか浮かばなくて

彼女にはそれを言えず
「責任持って連れてきてる?」

と、まるで子供が捨て猫を拾ってきたときの親みたいなことを
偉そうに言ったのです

お金のない社会のゴミでした。
貯金?なんですかその単語。知りません。

何よりも責任とかお金とか現実とか
そんなことよりも

どっちが正しいかと言ったら
彼女が正しいのは間違いないわけで。



何も言えずに病院へ連れていきました

治療される猫と
お金を払う彼女を見ていたら
吐きそうになりました

色々な不安が襲いました
でもどう考えても僕より猫の方が辛そうでした


その後、彼女は名も無き怪我猫と一緒に実家で過ごすことになりました
そう、彼女は実家へ帰って行きました。

急激な別居です。
部屋は散乱し、まるで夜逃げか強盗でもきたのかという惨状でした

心の中と部屋の中は似ているとよく言いますけど
何か穴が空いたような感じです

これが虚無…

自由になった僕は
漫画を見たりバイオハザードをしてみたりみましたが
虚しさは募るばかりでした

とりあえず怪我猫は入院しています
よくなったら里親に出す予定です

ただ、足が不自由な猫を引き取ってくれる方が見つかるのか
色々な意味で彼女も離れていくのではないか
なぜこんな忙しい時に
僕はプレイステーションVRを買ってしまったのか

なぜよりにもよってバイオハザードしかソフトがないのか

いろんな恐怖と不安に包まれて
泣きそうな夜です



彼女と猫を実家に車で送っている時に見た月が満月で
「責任持てる?」以来のまともな言葉が

「今日は月が満月だね」でした

「そうだね」
と彼女が言いました


後ほど入院した病院で
猫に「ツキ」という仮の名前をつけたそうです。


猫が元気になったら里親募集の告知をすると思うので
拡散だけでも協力していただけるとありがたいです

猫は可愛いです。

生きることは恐怖との戦いだってジョジョで書いてありました。
バイオはクリアできそうにないですが
猫が元気になるといいなと思います。

    -日常

    執筆者:


    コメントを残す

    2024年2月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    26272829