車内のゴミカザマタカフミ

電車に乗ると座席にカギ？が落ちていた
 
近づいて見てみるとそれは
カギではなくゴミだった
 
 
誰かの落とし物という点では一緒だが
拾おうという気にはなれず
 
「私が落としたわけではない」
 
という証明のように
少し離れた席に座った。
 
 
たくさんの人がそのゴミを通り過ぎていった。
 
 
ある駅で女性がゴミの隣に座った。
ハーフだろうか。
黒い肌に日本人離れした大きな目。
 
取り出したスマホには何かのステッカーが貼ってあった。
まだ若そうに見えた。
 
 
その子は隣にあるゴミを見つけると
すぐに自分のポッケへとしまい込んだ。
 
 
 
どういうことだ？
 
 
 
あのゴミは彼女の落としたものだったのか？
ーそんなわけがない
 
 
あのゴミを何かに利用するつもりなのか？
ーそんなわけもない
 
 
あのゴミを、ゴミ箱に捨てるつもりなのか
ーその通りだ
 
 
たくさんの人がゴミをゴミだと認識しながら素通りしてきたのに
その子は一瞬で何もなかったかのように
ゴミをゴミとして捨てるつもりなのだ
 
 
 
みんな思っていた。
 
 
 
「誰かがやるだろう」
「誰かがやるだろう」
「自分じゃない、誰かがやるだろう」
 
 
そう思っていた。
 
 
自分の仕事じゃない。
自分がやらなくてもいいこと、だと。
 
 
 
でもこれは、
自分がやってもいいことだった。
 
 
 
それを気づかせてくれたあの子をずっと見ていた
 
 
気持ち悪いくらいに。
 
 
「そのゴミ、もらいますよ」
「どういう生き方をしてきたんですか」
「美しいです」
 
 
伝えたいことはいくつもあったけど
気持ち悪いことばかりだったから
 
せめてこうして
ブログと心に留めておこうと思った。
 
 
「誰かがやること」
 
もしも同じことがあった時、
その誰かは自分でありたいなと思った。
 
 
 
 
PS

心が美しい。
 
ゴミは
捨てるにしても拾うにしても
 
誰も見てなくても
きっと誰かが見てると思う。
 
 
 
 
 
 
PS２

今日、電車に乗ったら
試すようにゴミが落ちていた
 
「拾ったら変な人みたいに見られるんじゃないか」
「汚いんじゃないか」
 
 
「駅員さんが捨てるんじゃないか」
 
 
「誰かが」「誰かが」
 
 
どれもこれも言い訳がましい
 
 
ゴミを拾って捨てた
 
 
誰も気になどしてない
気にしていたとしても関係ない
 
自分がいいんだからそれでいい
ゴミを拾って捨てた。
それだけのこと。
 
 
それだけのことで
とても気持ちよかった。
 
 
ゴミじゃなくて
やっぱりなんかのカギだったのかもしれない。
 
 
 
EVENT

大阪イベントまであと４日。
名古屋まであと５日。

もうおそらく行くけど
来ようと思ってる人、本当に無理しないで。

また行くので。
 
 
  
 

■2/6(土)
大阪心斎橋アメ村ヴィレッジヴァンガード
「レコ発なような…本の発売記念のような…」
 
start 15:00
詳細は下記画像を。日付が違いますけど、細かいことは気にしない！
一人でいく！！いやマネージャーもいく！！

■2/7(日)
でらロックフェスティバル２０２１
 
場所：名古屋のいろんなライブハウス
俺は14:30からRAD SEVENというライブハウスで。

チケットは下記。払い戻しも下記。
https://eplus.jp/sf/detail/0264990001

この日も一人と見せかけて、多分マネージャーもいく！！

■2/８(月)
名古屋RADSEVEN
「でらロック後夜祭」
 
Open17:30 start 18:00
取り置きのみ。懐かしい響き。
チケットはこちら。→メール
一人！！マネージャーもいない！！出演時間は後日！予想は１９時頃！！