セブンスター

作詞/作曲:風間崇史 編曲:3markets(株)


セブンスターを買った なんとなく名前で選んだんだ
セブンスターを買った 17歳の僕は
あの子に振られたかっこ悪さをごまかしてしまおうと
傷ついたフリをしようと
初めてセブンスターを買った

セブンスターを買った 人通りの少ない自販機で
コソコソと隠れるように ビクビクと怯えるように
\200いくらの四角い箱は まるで僕の中身のように
思ったよりも安く 驚くほどに軽かったんだ

授業も部活もバイトもバンドもサボってバイクにまたがって
この街を見下ろせるとっておきの場所で
タバコに火をつけた

死んでしまえと思った 死んでしまおうと思った
煙のように浮かんでは消える そんな思い出なんてでてこない
初めてすったタバコは びっくりするほど不味かった
2度と吸わない 2度と君には会わない

「2度と会わない」と決めた次の日 学校で会った
君はキレイだやっぱりキレイだむかつくけれどもキレイだ
セブンスターを吸ったんだ 少し大人になったんだ
自慢げにしている僕は どうしようもない子供だった

授業も部活もバイトもバンドも全部それぞれ怒られて
親にもついでに怒られて
なんもかんも嫌になって
タバコに火をつけた

死んでしまえと思った 死んでしまおうと思った
マッチのように燃え尽きて消えたい そんな勇気すらなかった
2度目に吸ったタバコも やっぱりおいしくなかった
2度と吸わない 2度と君には会わない

セブンスターを買った 本当の理由は
名前なんかじゃない かっこつけたかったわけでもない
セブンスターを君が 吸っていたから
それだけの理由だ
それだけの理由なんだ

死んでしまえと思った 死んでしまおうと思った
死んでしまえと思った 死んでしまおうと思ったんだ
死んでしまえと思った 死んでしまおうと思った
2度と吸わない 2度と君には会わない


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