猫の缶詰め

作詞/作曲:カザマタカフミ 編曲:3markets[ ]


猫の缶詰めを一つ チョコレートを一つ
消えるようなものだけくれてあの子が夜の街へ消えてゆく
似合わない服を着て 口紅なんて塗って
深夜0時何処で誰と何をするの

あの子が援助交際してる あの子が援助交際してる
なんにも知らないふりをして
僕はチョコをもらっている

「もうどうでもいいやつばかりで しょうがない世の中だよ」
「嘘ですごめん」と言って あの子が夜の街へ消えてゆく
目線ひとつ合わさないで 死んだような顔をして
深夜0時何処で誰と何をするの

あの子が援助交際してる あの子がライブハウスに来ている
あの子が自分を売ったお金で
僕の唄を聴いている

悪いのは誰だ あの子を追いつめたアイツラか
あの子を買ったソイツラか 自分を売ったあの子か
僕はいったい何を思えばいい いったい何を唄えばいい
チョコを食べたこの口であの子に何を唄えばいい

「ねぇ悪いことってなに?法律を守らないこと?
人を騙すこと?私は誰にも迷惑かけてない」

僕は言うんだ「確かに誰にも迷惑かけてない」
「でも僕に心配をかけている それが悪いことだ」

あの子がちょっと笑ってる 笑ったふりをしてる
わかったふりをしてる
僕のことを笑っている

悪いのは誰だ あの子を見ていただけの僕か
全部見えてないふりをして あの子と笑い合っている
いったいなにを思えばいい いったい誰に怒ればいい
チョコを食べたこの口であの子に何を唄えばいい

猫の缶詰めを一つ チョコレートを一つ
消えるようなものだけくれてあの子が夜の街へ消えてゆく
猫の缶詰めを開ける 君がくれた缶詰めをあげる
深夜0時 猫がおいしそうに食べている


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