部屋と花粉と私

作詞/作曲:風間崇史 編曲:3markets(株)


春がきたから もう部屋からでれない
髪を切りすぎて もう誰にも会えない
手を繋ぐ恋人よ 暗がりへ消えてくれ
訳も無く涙がでるんだ

花粉症なんだ

夏がきたから もう部屋からでれない 悪いやつらで溢れかえる季節さ
太陽にさえ腹が立つ アスファルトにも腹が立つ 強い光に腹が立つ
目が痛い

あーだこーだ言ったって 肝心なことは叶わない
ずっと弱者ぶっていれたら簡単だけども浅ましい
震えてるフリして 甘えているだけ

誰もオマエに興味なんてないよ だから怖がることはなんもないよ
自意識と勘違いが部屋のドアを押さえているだけ
特別な人間じゃないよ 傷つくようなことは起きない
よ 全部 わかった今 それでも部屋から出られない

秋がきたから 外にはでれない 読みたい本があるので外にはでれない
冬がきたから布団からでれない 震えているだけ

もうだめだ 無理だって言っても状況は変わらない
できる やれるって言っても強がりにしか聞こえない
笑っているフリして 合わせているだけ

誰もオマエに興味なんてないよ だから合わせることはなんもないよ
見捨てられそうな不安が部屋のドアを押さえているだけ
特別な人間じゃないよ でも世界に1人だけらしいよ
全然わからなくなって やっぱり部屋から出られない

積み重なった漫画も積み重なった衣類も
折り重なった問題を片付けられずに放り投げてそのまんまにしちまった
震えているだけ

誰もオマエに興味なんてないよ だから怖がることはなんもないよ
見捨てられそうな不安が部屋のドアを押さえているだけ
そのドアを開けるのはこの部屋を開けるのは
不本意ながらいつだって
誰かのなんでもない言葉

髪が伸びたからもう部屋をでるよ
悪いやつらなんてどこにもいないよ
自意識も勘違いも今は部屋に閉じ込めて
髪を切りに部屋をでるよ


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